Q2.最近の子供に多い歯列不正とは？

歯並びが悪いと見た目だけでなく、虫歯のリスクも高くなるので、子供の歯並びが悪いと気になりますよね。
そこで今回は子供に多い歯列不正のデメリットや治療法についてご紹介します。

歯並びが悪い原因は叢生が多い

叢生とはあごに歯が生える十分なスペースがなく、歯がデコボコに生えている歯並びのことです。
日本人はあごが小さい人が多いというデータもありますが、昔に比べて食生活に変化があったためといわれています。
これは、和食中心の歯ごたえのあるものより、やわらかい食生活が増えてきてしっかりかむという機会が少なくなったことが関係しています。

歯ごたえのあるものをしっかりかみしめるとあごの発達を促しますが、やわらかい食生活ではあまりかまなくても食事ができるので、あごが十分に発達せず叢生のリスクが増えてしまいます。

そして、厚労省の調査では不正な歯並びの40パーセント以上が叢生というデータもあります。

叢生の短所とは？

叢生の短所は、歯が重なりあっているので、その部分が磨きにくく汚れが溜まりやすいです。
そうすると、虫歯のリスクが高くなるほかにも口臭の原因になることもあります。

また歯並びが乱れていることが多いので、しっかりかみ合わせていないことも多く、かみ合わせのバランスが崩れてしまうことも多い歯並びです。

かみ合わせは1本1本の歯がそれぞれの役割をはたしていて、かみ合わせがあっていないとあごに負担がかかることが多いです。

また、ガタガタしていると見た目も気になってしまい、口元を隠してしまうことがあるでしょう。

叢生の治療方法とは？

叢生の原因は歯が生えるスペースが足りなく、歯がガタガタになることが多いので、スペースを確保するためにある程度歯を動かす必要が多いです。

そのため、歯の距離を動かせるブラケット矯正、抜歯矯正やインプラント矯正が適応になることが多いでしょう。

早期から予防矯正やマウスピースを使用する筋機能矯正を始めれば、複雑で高額の治療費がかかる方法を避けることが出来ます。

歯並びの状態によって治療方法が変わることがあるので、矯正を検討している時には1度歯科医院で相談してくださいね。