乳歯は整わない方が永久歯には良い影響が？

乳歯の歯並びもキレイな方が安心する親御さんが多いと思いますが、必ずしも乳歯が整っている方が良いというわけではありません。
乳歯の段階でぴったり整っていると、乳歯から永久歯に生え変わる時には1周り大きな歯が生えてきます。
この時に歯が生えるスペースがなくなり、歯並びが悪くなってしまうリスクが高くなります。しっかりとあごの成長と歯の大きさのバランスが合うと歯並びは悪くはならないので、しっかりとかんであごの発達を促すようにしましょう。

永久歯の生え変わりの時期は栄養のバランスも大切なので、かみごたえのある食べ物を良くかんで食べると良いですね。またしっかりとかむためには、食事の時の時にしっかりと足をついて食べる姿勢をすることも大切です。 回数も意識してかむとより効果的です。

日頃のくせも歯並びに悪影響？

歯並びは遺伝などの影響もありますが、毎日の習慣で少しずつガタガタになってしまうことがあります。
歯並びに悪影響を与えるくせは
・頬杖をつく
・口で呼吸する口呼吸
・指しゃぶりや爪かみ
・舌で歯を押す
くせは気づかないうちに行っていることも多いので、まずは意識してもらう所からはじめましょう。

日頃から行っているくせはすぐに改善が難しいこともあります。
くせが治ることで、永久歯の段階で歯並びが悪くなるリスクを減らすことができるので、歯科医院と連携しながらくせを改善しましょう。
乳歯から永久歯に生え変わる時期は汚れも着きやすく、虫歯になるリスクも増えます。そのため、定期的に検診を受けることで汚れが着いている部分をクリーニングする場合や、歯並びの状態も確認して、状況に応じて気になるくせの改善方法もアドバイスできます。

お子さんのお口の中は成長とともに変わります。また、定期的に確認することで早めに対処できるので、定期検診は大切です。